2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
記紀ではこの系図のように、ホムタ大王(応神)の御子がオオサザキ大王(仁徳)ということになっていますが、出雲伝承はそこに血の繋がりはないといいます。 物部王朝が終わって次に現れたのが平群へぐり王朝です。 神功皇后と武内ソツ彦の三韓征服によって…
日本の歴代天皇の系図は9代開化天皇(オオヒビ)の次に10代崇神天皇となっています。出雲の伝承によるとオオヒビの後にはヒコイマス、ヒコミチヌシと続き、そこで磯城王朝は終焉を迎えました。 記紀に記された崇神天皇以後の系図をみてみます。 物部王朝は…
磯城王朝最後の大王、道主(ヒコタツ彦)が稲葉国造となった時、武内宿祢タケシウチスクネはそれに従って稲葉国の宇部山(鳥取市)に移り住みました。そこへヒバス姫から連絡があり、夫のイクメ大王が武内宿祢に刺客を放ったというのです。武内宿祢は慌てて…
古事記の中でニニギノ命が天降ろうとした時、下を眺めると天の八岐やちまた(道の分かれるところ)に見知らぬ神が立っていました。その神は高天原から葦原中つ国まで、照らし輝かせています。天照大神はアメノウズメを遣わせ、なぜ道を塞ぎっているのか尋ね…
今回は丹波へ逃れていった月の女神の足跡を追ってみたいと思います。まずは丹後国風土記の伝承から。 天の羽衣伝説 奈具社 丹後国に比治の里がある。比治山の頂に「真名井」という泉があったが今は沼である。この泉に8人の天女が降りてきて水浴びをした。そ…