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源流なび Sorafull

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

船木氏⑶伊雑宮と伊射波神社、ふたりの女神

出雲伝承が伝える伊勢への御巡幸を見てみましょう。 斎木氏と勝氏の伝承が多少違います。斎木氏はサホ姫が太陽の女神を伊勢へ避難させたとし、勝氏は大和姫です。斎木氏の著書の中には大和姫としている記述もあるので、ここでは大和姫の伝承を紹介します。 …

船木氏⑵大和姫と岩戸開き

大和姫の御巡幸 日本書紀では崇神天皇の時、宮中にお祀りした天照大神の勢いを畏れ、宮中から大和の笠縫村へ遷し、娘の豊鋤入姫に祀らせたとあります。御神宝の八咫鏡ですね。その後垂仁天皇の娘、大和(倭)姫が受け継いで、天照大神の鎮座地を探しながら伊…

船木氏⑴朱砂と製鉄と

伊勢と淡路島を結ぶ「太陽の道」に関わっていると思われる、船木氏の足跡を辿ります。まずは文献に記されたところから。 古事記で船木氏と関連のあるところを取り上げると、 ①神武天皇の皇子、神八井耳命は伊勢の船木の直らの祖。とあり、多氏と同祖となる神…

五斗長垣内遺跡と舟木遺跡

地名というのは先人からの貴重な遺産。どのような地形、性質だったのかだけでなく宗教、職種、誰が関わっていたのか等々、多くの情報を未来へ伝え得るものですが、一旦変更されるとそれらの情報とともにあっけなく失われてしまいます。 国内の地名残存率を見…

太陽の道⑵松帆神社、伊弉諾神宮

ところで淡路島の伊勢久留麻神社は、伊勢の斎宮跡と舟木石上神社を結ぶとされる太陽の道(北緯34度32分)から僅かにずれていて(北緯34度31分)、実際には久留麻神社の真北1㎞に位置する松帆神社が太陽の道にぴったりと重なるんです。 創建が1399年なので古…

太陽の道⑴伊勢久留麻神社とイザナギ大神の道

淡路島へ行ってきました。 前々から気になっていた五斗長垣内ごっさかいと遺跡と舟木遺跡を目指します。1~3世紀の鉄器工房が現れたというかなり興味深い場所です。 その前に、前回記事の伊勢久留麻神社が近かったので、先にそちらを回ってみました。 東向…