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源流なび Sorafull

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

安曇磯良と五十猛⑺ 鹿島香取と弓前文書

前回の続きです。 弓前文書については今後の検証が必要とは思われますが、まずは現段階で提示された内容をできるだけ偏見なく学び、それから各自がどう受けとめていくかだと思います。このブログにおいては私、Sorafullの研究資料として皆さんと共有したいと…

安曇磯良と五十猛 ⑹ 鹿島神宮・春日大社

鹿島神宮 中世に書かれた八幡宮御縁起によると「志賀島の明神、鹿島大明神、春日明神、すべて一躰分身、同躰異名」と記されています。八幡愚童訓や太平記では磯良は常陸の鹿島にいたとしています。中世に書かれたということは、記紀や鹿島、春日宮創建なども…

安曇磯良と五十猛⑸ 君が代から磯良舞へ[後半]

5)712年古事記の神話として綿津見神が記される。720年日本書紀では少童ワタツミ命、海神豊玉彦。800年には新撰姓氏録にて安曇氏の始祖を綿積豊玉彦とする。 正史に磯良は登場しませんが、ワタツミ神は安曇連の祖神とされ、新撰姓氏録には安曇氏の始祖とし…

安曇磯良と五十猛⑷ 君が代から磯良舞へ[前半]

初めに磯良の舞を紹介します。磯良舞については鈴鹿千代乃著「神道民俗芸能の源流」を参照します。 細男せいのう舞:春日大社、手向山八幡宮(奈良) 五十良舞:柞原八幡宮(大分) 鞨鼓かっこの舞:志賀海神社 傀儡舞(人形)の細男舞:古表神社(福岡)古…

安曇磯良と五十猛⑶ 鎮魂祭の神楽歌・あちめわざ

宇佐家に伝わるシャーマニズムについて、宇佐公康著「古伝が語る古代史」を参照しながら紹介します。 宇佐神宮 南中楼門 1928年撮影の本殿 「振る毎に一種ひとくさに拍手一ッ、息都鏡一ッ、辺都鏡一ッ、八握劔一ッ、生玉いくたま一ッ、足玉たるたま一ッ、死…

安曇磯良と五十猛⑵ 振魂命・建位起命・宇豆彦命

古代史好きの父の影響で、幼い頃より九州王朝という言葉に馴染んではいました。20年ほど前、古代より伝わるという筑紫舞に接したことがきっかけで、九州王朝の存在を少し意識するようになりました。最近になって出雲王家の伝承を知り、九州王朝とは中国から…

訂正のお知らせ&安曇磯良と五十猛⑴

先日、NHKーBS放送で「アメリカ 謎の古代遺跡」という番組があり、その中でアメリカ先住民であるプエブロ族を紹介していました。彼らはかつてスペインやアメリカによって、土地も言語も宗教も命も奪われたといいます。現在、ニューメキシコのタオス・プエブロ…